AKIMA

ホームページが開けない・表示されないときの確かめ方と連絡先

公開 HPの困りごと相談室 編集部(株式会社AKIMA)確認:代表取締役 仲井 陽英

自社ホームページの総点検ガイド第10章 / 全13章

先に結論

自社のホームページが開けないときは、まずスマホのモバイル回線や社外の人にも開いてもらい、自分の端末だけの問題かを確かめます。誰が見ても開けないなら、出ている画面で原因の見当をつけます。サーバーの場所を探せないエラーならドメインやDNS、500番台ならサーバーやプログラム、警告画面ならSSL証明書が疑わしい所です。メールも同時に止まったらドメインの期限切れを先に疑います。画面の写真と開けなくなった日時を添えて、ドメインの登録事業者、サーバー会社、制作会社のうち管理している相手に連絡します。

目次
  1. 1最初に「自分だけか、誰が見ても開けないか」を確かめる
  2. 2画面の種類で原因の見当をつける
  3. 3よくある5つの原因
  4. 4誰に連絡するか
  5. 5ケース別の判断
  6. 6よくある質問
  7. 7次に確かめること

最初に「自分だけか、誰が見ても開けないか」を確かめる

自社のホームページが開けないとき、いちばん先に確かめたいのは「自分の端末やネットワークだけの問題か、誰が見ても開けないのか」です。次の順に確かめます。どれも数分で済みます。

  1. アドレスの打ち間違いを見る:Chromeのヘルプでも、最初の手順はURLに誤りがないかを確かめ、ページを読み込み直すことです。「.co.jp」と「.jp」、「www」の有無もよく見ます。
  2. ほかのサイトが開けるかを見る:ニュースサイトなど別のサイトも開けないなら、インターネットの接続そのものの問題です。Wi-Fiやルーターを確かめます。
  3. スマホのモバイル回線で開く:スマホのWi-Fiを切り、携帯の回線で自社サイトを開きます。会社のネットワークを通らずに確かめられます。
  4. 社外の人にも開いてもらう:家族や取引先など、別の場所の人に見てもらいます。

モバイル回線や社外では開けるなら、原因は社内のネットワーク、ブラウザ、セキュリティソフトの側です。Chromeのヘルプでは、シークレット モードで開く、拡張機能を止める、閲覧データ(キャッシュなど)を消す、ファイアウォールやウイルス対策ソフトが接続を止めていないか確かめる、といった手順が挙がっています。社内のIT担当に相談してください。

どこで開いても開けないなら、サイト側の問題です。次の章で、画面の種類から原因の見当をつけます。

画面の種類で原因の見当をつける

「開けない」にも、いくつかの見え方があります。出ている画面を写真に撮っておくと、連絡するときにそのまま使えます。数字のエラー(403や500など)は、サーバーが返すHTTPステータスコード(ページを返せたかどうかを表す番号)です。Mozillaが公開している技術資料(MDN)では、400番台を「クライアントエラー」(見る側から送った依頼に関するエラー)、500番台を「サーバーエラー」に分けています。

見えている画面

意味

考えられる原因

最初に連絡する先

サイトにつながらない画面に「ERR_NAME_NOT_RESOLVED」などの文字

アドレス(ドメイン)から、サーバーの場所を探せない

ドメインの期限切れ、DNSの設定の変更・削除

ドメインの登録事業者、DNSを変えた会社

「ERR_CONNECTION_REFUSED」「ERR_CONNECTION_TIMED_OUT」

サーバーが接続を断った、または時間内に返事がない

サーバーの停止、混雑、契約の停止

サーバー会社

「この接続ではプライバシーが保護されません」

SSL証明書を確かめられない

証明書の期限切れ、名前の不一致、設定の誤り

サーバー会社か制作会社

403 Forbidden

サーバーが、そのページを見せることを拒んでいる

ファイルの公開設定の誤り、アクセス制限、契約の停止

サーバー会社か制作会社

404 Not Found

求められたページが見つからない

ページの削除やアドレスの変更。トップページで出るならデータがない

制作会社

500 Internal Server Error

サーバーの中で、処理できない問題が起きた

プログラムの不具合、WordPressの更新やプラグインの不具合

制作会社

503 Service Unavailable

サーバーが一時的に受け付けられない

メンテナンス、アクセスの集中による過負荷

サーバー会社

サーバー会社やドメイン会社の案内ページが出る

自社のサイトではない、事業者の画面が出ている

契約・支払いの停止、ドメインの期限切れ、DNSの向き先の誤り

案内ページを出している会社

真っ白な画面

ページは届いているが、中身が表示されない

プログラムのエラー、更新の失敗、改ざん

制作会社

画面全体が赤い警告

Chromeのセーフ ブラウジングが危険なサイトと判定

改ざん、不正なプログラムの埋め込み

制作会社。改ざんの対応へ

MDNでは、503はメンテナンスや過負荷などの一時的な状況に使うものだと説明されています。少し時間をおいて開けるようになれば、大きな問題ではないこともあります。反対に、403・500・真っ白な画面が何時間も続くなら、サイトの中の問題なので待っていても直りません。

よくある5つの原因

原因1:ドメインの期限切れ

ドメイン(○○.co.jpなど)は、会社のホームページとメールの「住所」です。更新が止まると、ホームページとメールが同時に止まるおそれがあります。サイトが開けないのと同じころに「メールも届かない」と言われたら、まずドメインを疑います。JPRSのよくある質問でも、ウェブやメールが使えないときは、更新手続きの漏れなどでドメインが廃止されたり、サーバーの設定(ネームサーバーの設定)が外れたりしていないかを、WHOIS(ドメインの登録情報を調べるサービス)で確かめ、変化があれば契約している事業者に連絡するよう案内しています。期限が切れたあとの扱いと、回復の手続きはドメインの更新料金と、届いた案内の見分け方で説明しています。

原因2:サーバーの契約・支払いの停止

サーバー(サイトのデータを置いている場所)の料金は、クレジットカードの期限切れや、担当者の退職で支払いが止まっていることがあります。止まったときの見え方は、エラーになる、サーバー会社の案内ページに変わるなど、会社によって違います。サーバー会社からのメールが、誰も見ていないアドレスに届いていないかも確かめます。

原因3:DNSの設定の変更

DNSは、ドメインと、サイトを置いているサーバーを結びつける設定です。メールの設定を変えた、別の会社がサイトを作り直した、ドメインを移した、といった作業のあとにサイトが開けなくなったら、作業のときにサイト用の設定が消えたり、書き換わったりした可能性があります。最近DNSを触った人がいないかを社内と取引先に聞きます。

AKIMAが2026年10月に自社サイトを公開したときは、ドメインを登録している会社(バリュードメイン)の管理画面で、今あるメールなどの設定を消さずに残し、新しいサイト用の設定とSearch Console・メール送信サービス(Resend)の認証の記録だけを追記しました。設定は「入れ替える」のではなく「足す」と、こうした事故を防ぎやすくなります。

原因4:SSL証明書の問題

証明書の期限が切れたり、名前が合っていなかったりすると、ページの前に警告画面が出て、お客様からは「開けない」ように見えます。警告のエラーの文字ごとの原因と切り分け方は「この接続ではプライバシーが保護されません」と自社サイトに出たら、期限切れの直し方はSSL証明書の期限切れで警告が出たらにまとめています。

原因5:改ざんやプログラムの不具合

真っ白な画面、500のエラー、知らない別のサイトへ飛ばされる、赤い警告が出る、といった場合は、WordPressなどの更新の失敗か、第三者による改ざんの可能性があります。古いWordPressやプラグインを使い続けているサイトでは、とくに注意が要ります。改ざんが疑われるときの動き方はホームページが改ざん・乗っ取りされたかもしれないときで説明しています。

誰に連絡するか

原因の見当がついたら、その部分を管理している相手に連絡します。ドメイン、サーバー、サイトの中身は、それぞれ別の会社が管理していることがよくあります。誰が何を持っているかは、毎月・毎年の請求書の差出人で見当がつきます。

疑わしい部分

連絡する相手

伝えること・聞くこと

ドメイン(期限切れ、DNSの設定)

ドメインの登録事業者。DNSを変えた会社

ドメインの状態、期限、最近の設定の変更、回復の手続きと費用

サーバー(停止、契約、支払い)

サーバー会社

契約の状態、障害やメンテナンスの有無、支払いが止まっていないか

サイトの中身(403・404・500、真っ白、改ざん)

制作会社、保守を頼んでいる会社

出ている画面、出始めた日時、最近の更新作業の有無

SSL証明書(警告画面)

証明書を管理しているサーバー会社か制作会社

エラーの文字、出るアドレス(wwwの有無)

誰が管理しているか分からない

まず請求書とドメインの登録情報を確かめる

契約者、支払い方法、管理画面のIDを持っている人

連絡するときは、①出ている画面の写真、②開けなくなった日時、③自分の端末だけか、モバイル回線や社外でも開けないか、④最近した作業(更新、設定の変更、支払い方法の変更など)の4つを伝えると、調べる側が早く動けます。管理者の確かめ方はドメインの管理者を確認する方法、制作会社と連絡が取れない場合は制作会社と連絡が取れない・倒産したときにやることを見てください。

ケース別の判断

自分の端末や社内だけで開けない場合

サイトは無事です。お客様には見えているので、急いで制作会社に連絡する必要はありません。社内のネットワーク、ブラウザ、セキュリティソフトを順に確かめます。

サイトもメールも同時に止まった場合

ドメインの期限切れかDNSの設定の問題の可能性が高い状態です。サイトの制作会社より先に、ドメインの登録事業者に連絡します。期限切れなら、回復できる期間が限られているので、その日のうちに動きます。

503が出て、しばらくすると開ける場合

メンテナンスや一時的な混雑のことが多いので、サーバー会社の障害・メンテナンスのお知らせを確かめます。何度もくり返すなら、サーバーのプランが合っていない可能性があるので、サーバー会社に相談します。

真っ白な画面や500が、何かの更新のあとに出た場合

更新作業が原因の可能性があります。自社で更新していたなら作業を止め、保守を頼んでいる会社に、いつ何を更新したかを伝えます。知らない画面に飛ばされる、赤い警告も出る、という場合は改ざんを疑います。

開けない原因が、契約や名義が分からないことにある場合

サイトを直す前に、ドメインとサーバーを誰が持っているかを確かめるのが先です。古いサイトで管理者も分からないなら、取り戻して直すか、作り直すかを比べてもよい時期です。

よくある質問

パソコンでは開けないのに、スマホでは開けます

同じWi-Fiでつないでいるなら、パソコンのブラウザやセキュリティソフトの問題が考えられます。スマホがモバイル回線なら、会社のネットワークの問題も考えられます。どちらにしても、サイト自体は動いているので、社内の端末とネットワークを確かめます。

一部のページだけ開けません

トップページは開けて、特定のページだけ404になるなら、そのページが消えたか、アドレスが変わったのに古いリンクが残っている状態です。サイト全体の停止ではないので、制作会社か更新している担当者に、どのページかを伝えて直してもらいます。AKIMAのHP年齢診断でも、サイトの中にエラーを返す(開けない)ページへのリンクがあると、その件数を表示します。

開けるようになったら、もう何もしなくてよいですか?

同じことが起きないよう、ドメインとサーバーの更新日、支払いのカード、お知らせのメールの届け先を確かめておきます。原因が分からないまま直った場合は、管理者に原因を聞いておきます。

次に確かめること

開けなくなる原因の多くは、ドメイン・サーバー・SSLの期限と、管理する人がはっきりしていないことです。止まると困る所を順に見直すなら自社ホームページの総点検ガイドを目安にしてください。HP年齢診断では、URLを入れると、SSL証明書の期限、「http://」で開いたときにhttpsへ移るか、開けないページへのリンクなどを自動で確かめられます(ドメインの名義や期限は判定していません)。

AKIMAの「HPもう、つくってます」は、サーバーとSSL証明書を月額に含めて管理する方式です。料金は初期費用0円・月額19,800円(税別)、契約は12か月で自動更新、期間中に解約する場合は残りの月数分を一括でお支払いいただきます。初月は無料でその間は0円で解約でき、お申し込みにはクレジットカードの登録が必要です(詳しくは料金のページ)。

この記事の一次情報

・AKIMAが2026年10月に自社サイトを公開したときは、バリュードメインの管理画面で既存のメールなどのレコードを消さずに残し、新しいサイト用の設定とSearch Console・Resendの認証TXTレコードだけを追記しました。 ・AKIMAのHP年齢診断は、SSL証明書の期限、「http://」で開いたときにhttpsへ移るか、サイト内のリンク先のうちエラー(400番台以上)を返すページの件数を判定しています。ドメインの名義や期限は判定していません(実装で確認)。

出典

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